見積書を英語で作成する方法・英語テンプレートと頻出フレーズ集

更新日: 2026年4月2日

海外の取引先とビジネスをする際、英語の見積書(Quotation)を求められることがあります。日本語の見積書とは書式やルールが異なる部分も多く、初めて作成する場合は戸惑うことも少なくありません。この記事では、英語見積書の基本構成から、実際に使えるフレーズ・テンプレート、作成時の注意点までをわかりやすく解説します。

英語の見積書(Quotation)とは?日本語との違い

英語の見積書は一般的に「Quotation」と呼ばれます。ほかにも「Estimate」や「Proposal」という表現がありますが、それぞれニュアンスが異なります。

  • Quotation:正式な見積書。記載された金額や条件に一定の拘束力を持つ
  • Estimate:概算見積り。最終金額が変動する可能性がある場合に使う
  • Proposal:提案書に近い。見積りだけでなく提案内容や進め方を含む

日本語の見積書との主な違いとして、英語の見積書には印鑑(社印)が不要であることが挙げられます。代わりに、担当者のサインや会社のレターヘッドを使用するのが一般的です。また、日付の書式も「月/日/年」(アメリカ式)または「日/月/年」(イギリス式)となり、日本の「年/月/日」とは異なります。

さらに、英語の見積書では支払条件(Payment Terms)を明記することが重視されます。「Net 30」(30日以内に支払い)や「Due on receipt」(受領後即日支払い)など、取引先との認識のズレを防ぐために具体的な表現が使われます。

英語見積書に必要な項目と記載例

英語の見積書に記載すべき項目は、基本的に日本語の見積書と共通していますが、英語特有の表記ルールがあります。以下が主要な項目です。

英語表記日本語の対応項目記載例
Quotation Number見積書番号QT-2026-0042
Date発行日April 2, 2026
Valid Until / Expiry Date有効期限May 2, 2026
Bill To / Customer宛先ABC Corporation
From / Supplier発行者XYZ Ltd.
Description品名・内容Web Design Service
Quantity (Qty)数量1
Unit Price単価$3,000.00
Subtotal小計$3,000.00
Tax税額$300.00
Total合計金額$3,300.00

上記に加えて、Payment Terms(支払条件)やNotes / Remarks(備考)を記載するのが一般的です。日本の見積書では「御中」を使いますが、英語では「Attn:(Attention)」や「Dear Mr./Ms.」を使って宛先を明示します。

英語見積書でよく使う表現・フレーズ集

英語の見積書やそのカバーレター(送付状)で頻繁に使われるフレーズをまとめました。そのままコピーして使えます。

見積書の送付時に使うフレーズ

「見積書を添付いたします」

Please find attached our quotation for your review.

「ご依頼いただいた件の見積書をお送りします」

We are pleased to submit the following quotation as requested.

「本見積りの有効期限は30日間です」

This quotation is valid for 30 days from the date of issue.

支払条件・備考でよく使うフレーズ

「請求書発行後30日以内にお支払いください」

Payment is due within 30 days of invoice date. (Net 30)

「価格には消費税が含まれていません」

Prices quoted are exclusive of tax.

「送料は別途となります」

Shipping costs are not included in this quotation.

「ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください」

Please do not hesitate to contact us if you have any questions.

値引き・特別条件に使うフレーズ

「10個以上のご注文で10%の割引を適用します」

A 10% discount will be applied for orders of 10 units or more.

「初回取引のため特別価格でご提供します」

As this is our first transaction, we are offering a special introductory price.

英語見積書のテンプレート例

以下は、英語見積書の基本的な構成例です。実際のビジネスではレターヘッド付きの用紙やPDFテンプレートに当てはめて使用します。

QUOTATION

Quotation No.: QT-2026-0042

Date: April 2, 2026

Valid Until: May 2, 2026

From:

XYZ Ltd.

1-2-3 Shibuya, Tokyo 150-0002

Japan

Tel: +81-3-1234-5678

Email: info@xyz.co.jp

Bill To:

ABC Corporation

123 Main Street, Suite 400

New York, NY 10001, USA

Description

Qty

Unit Price

Amount

Web Design

1

$3,000.00

$3,000.00

Logo Design

1

$500.00

$500.00

Content Writing

5

$200.00

$1,000.00

Subtotal: $4,500.00

Tax (10%): $450.00

Total: $4,950.00

Payment Terms:

Net 30 — Payment due within 30 days of invoice.

Notes:

This quotation is valid for 30 days.

Prices are exclusive of shipping.

このテンプレートをベースに、取引先や業種に合わせて項目を追加・削除して使用してください。通貨は取引先の国に合わせて「USD($)」「EUR」「GBP(£)」などを使い分けましょう。

英語見積書を作成する際の注意点

1. 日付の書式に注意する

英語圏では、日付の書式が国によって異なります。アメリカ式は「Month Day, Year(April 2, 2026)」、イギリス式は「Day Month Year(2 April 2026)」です。取引先の国に合わせるか、誤解を防ぐために「02-Apr-2026」のように月を英字3文字で書くのが安全です。

2. 通貨を明記する

金額の前に通貨記号($、£、€)を付けるか、通貨コード(USD、JPY、EUR)を明記しましょう。日本円で見積もる場合は「JPY」や「¥」を使用します。通貨の認識違いはトラブルの原因になるため、見積書の目立つ位置に「All prices are in USD」などと記載するのがおすすめです。

3. 数字のカンマとピリオドの使い方

英語圏(アメリカ・イギリスなど)では、桁区切りにカンマ「,」、小数点にピリオド「.」を使います(例: $1,500.00)。一方、ヨーロッパの一部の国ではこれが逆になるため、取引先の慣習に合わせて表記しましょう。

4. 税金の取り扱いを明確にする

海外取引では、消費税(VAT / GST)の適用有無が国によって異なります。「Prices are exclusive of VAT」(税抜価格)や「Tax included」(税込価格)など、税金の取り扱いを明確に記載してください。日本から海外への輸出取引の場合は消費税が免税(0%)になるケースが多いため、「Tax: N/A (Export)」などと記載します。

5. 有効期限と条件を明記する

見積書の有効期限(Validity Period)は必ず記載しましょう。為替変動や原材料費の変動がある場合、有効期限を短く設定(15日〜30日)するのが一般的です。また、「This quotation is subject to change without notice after the expiry date.」(有効期限後は予告なく変更する場合があります)と但し書きを加えておくと安心です。

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