見積書の送付状の書き方・テンプレート【例文付き】

更新日: 2026年4月7日

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見積書を取引先に送る際、本文だけを送りつけるのはビジネスマナーとして不十分です。送付状(添え状・カバーレター)を一緒に送ることで、相手への敬意を示し、書類の内容や目的を明確に伝えることができます。この記事では、メール・FAX・郵送それぞれの送付状の書き方を例文テンプレート付きでわかりやすく解説します。

見積書に送付状は必要か?

結論から言うと、送付状は「必須ではないが、付けるのが一般的なマナー」です。特に以下のような場合は送付状を添えることが強く推奨されます。

  • 初めての取引先への送付:初対面の相手には丁寧な印象を与えるためにも送付状を添えましょう。
  • 郵送・FAXでの送付:紙の書類では送付状がないと何が送られてきたのか分かりにくくなります。
  • 複数の書類を同封する場合:見積書以外にも仕様書やパンフレットを同封する際は、同封物の一覧を記載した送付状が役立ちます。
  • フォーマルな取引:官公庁や大手企業など、ビジネスマナーを重視する相手には必ず添えましょう。

一方で、日常的にやり取りのある取引先へのメール送付では、簡単な添え書きで済ませるケースも増えています。相手との関係性や送付方法に応じて使い分けることが大切です。

送付状に書くべき必須項目

送付状には定型のフォーマットがあります。以下の項目を漏れなく記載しましょう。

1. 日付

書類の右上に送付日を記載します。年号は西暦・和暦どちらでも問題ありませんが、取引先の慣習に合わせましょう。メールの場合は送信日と一致させます。

2. 宛先(取引先情報)

会社名・部署名・担当者名を記載します。会社名には「御中」、個人名には「様」を使います。両方を併用(「株式会社〇〇 御中 山田太郎 様」)する場合は、「御中」を省略して「株式会社〇〇 山田太郎 様」とするのが正しいマナーです。

3. 発信者情報

自社の会社名・部署名・担当者名・連絡先(電話番号・メールアドレス)を記載します。問い合わせ窓口が明確になるよう、担当者の直通連絡先を記載するのが丁寧です。

4. 件名(タイトル)

送付状の中央に「御見積書のご送付について」「見積書送付のご案内」などの件名を記載します。一目で何の書類の送付状かわかるようにしましょう。

5. 本文(挨拶・趣旨)

頭語(拝啓など)と時候の挨拶から始まり、送付の目的を簡潔に説明します。長すぎる文章は避け、要点をシンプルにまとめましょう。

6. 同封・添付書類の一覧

「記」以下に、送付する書類の品名と部数(または通数)を箇条書きで記載します。「御見積書 1通」のように具体的に書きましょう。

7. 結語と特記事項

結語(以上、敬具など)で締めくくります。有効期限や問い合わせ先などの特記事項がある場合は「なお書き」として追記しましょう。

送付状の例文テンプレート(メール・FAX・郵送)

送付方法によって送付状のスタイルは異なります。それぞれの例文テンプレートを紹介します。コピー&ペーストしてご活用ください。

メール用の送付状テンプレート

メールで見積書を送る場合は、メール本文が送付状の役割を果たします。ファイルを添付するだけでなく、以下のように本文に送付の旨を明記しましょう。

件名:御見積書のご送付/[案件名] / [自社名] 株式会社〇〇 営業部 山田太郎 様 お世話になっております。 [自社名] の[担当者名]でございます。 先日はお問い合わせいただきまして、誠にありがとうございます。 ご依頼いただきました件につきまして、御見積書を作成いたしましたので 添付ファイルにてご送付申し上げます。 【添付ファイル】 ・御見積書_[案件名].pdf なお、本見積書の有効期限は発行日より30日間となっております。 ご不明な点やご要望がございましたら、お気軽にお申し付けください。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ [会社名] [部署名] [担当者名] TEL: 00-0000-0000 MAIL: example@example.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

郵送・FAX用の送付状テンプレート

郵送やFAXでは、正式な書面形式の送付状を作成します。頭語・時候の挨拶・結語を含む、ビジネス文書の定型フォーマットに沿って記載しましょう。

2026年4月7日 株式会社〇〇 営業部 山田太郎 様 [会社名] [部署名] [担当者名] TEL: 00-0000-0000 御見積書のご送付について 拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、このたびはお問い合わせいただきまして誠にありがとうございます。 下記のとおり御見積書をご送付申し上げますので、ご査収くださいますよう お願い申し上げます。 ご不明な点がございましたら、何卒お気軽にお問い合わせください。 敬具 記 1. 御見積書 1通 2. [その他同封書類] [部数] 以上 【備考】 ・本見積書の有効期限:2026年5月7日 ・お問い合わせ先:[担当者名] TEL 00-0000-0000

送付状を書くときの注意点・マナー

送付状の作成に慣れていない方が陥りやすいミスと、押さえておくべきマナーをまとめました。

宛名の敬称を正しく使う

会社名・部署名には「御中」、個人名には「様」を使います。「株式会社〇〇 御中」と「山田太郎 様」を同時に使う場合は、「御中」を削除して「株式会社〇〇 山田太郎 様」とするのが正しいマナーです。「御中」と「様」を両方書くのはNGです。

頭語と結語のペアを間違えない

ビジネス文書では「拝啓」と「敬具」、略式では「前略」と「草々」がペアです。「拝啓」で始めて「以上」で終わる、といった不一致はマナー違反になります。一般的なビジネス書類では「拝啓〜敬具」を使えば問題ありません。

件名は具体的に書く

「書類送付のご案内」だけでは何の書類かわかりません。「御見積書のご送付について(〇〇システム導入)」のように案件名を含めると、受け取った側が整理しやすくなります。特にメールの件名は検索性にも関わるため、具体的に書くことが重要です。

FAXの場合は枚数を明記する

FAXでは送信中にページが欠けるトラブルが起こることがあります。「以下〇枚(送付状含む)」のように総ページ数を明記しておくと、受信側が確認しやすくなります。

メールの返信を促す一文を添える

メールで送付する場合は「ご確認後、ご意向をいただけますと幸いです」のような返信を促す一文を添えると、取引がスムーズに進みます。確認期限がある場合は期日も明記しましょう。

PDF添付ファイルのファイル名を整える

メールに添付するPDFのファイル名は「御見積書_株式会社〇〇_20260407.pdf」のように、取引先名・日付が入った名前にしましょう。「見積書.pdf」「document.pdf」といった汎用名称は、受取側のファイル管理を難しくします。

まとめ

見積書の送付状は、取引先への礼儀を示す重要なビジネス文書です。送付方法(メール・FAX・郵送)によって形式は異なりますが、いずれの場合も以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 宛名の敬称(御中・様)を正しく使い分ける
  • 件名・本文に案件名を明記して、何の送付状かわかるようにする
  • 同封・添付書類の品名と部数を明記する
  • 有効期限や問い合わせ先などの特記事項を漏れなく記載する

この記事のテンプレートをベースに、自社の状況に合わせてカスタマイズして活用してください。見積書本体の内容が充実していることはもちろん、送付状によって丁寧さが伝わることで、取引先からの信頼を高めることができます。

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